2007年08月21日

いるかセラピー体験

私がいるかセラピーのことを知ったのは
山本文緒さんの「シュガーレス・ラブ」を読んでのことでした。


シュガーレス・ラブ/山本文緒


突発性難聴に悩む主人公が雑誌の記事で「いるか療法」のことを知り
海は遠いけれど、と水族館に通って
2匹のイルカたちを眺めるというものです。

物語はいるか達とは別に進んでいきますが
文章からにじみ出るようなコバルトブルーの海の色、
イルカ達の鳴き声、つるんとした可愛らしい姿が目に浮かび
イルカに逢いたくてたまらなくなりました。

そんな私が向かったのが、下田海中水族館。

ここでは自然の入り江をそのまま利用して、
数頭のイルカを放した「ふれあいの海」で
イルカ達と一緒にシュノーケルで泳ぐ
ドルフィンシュノーケリングを楽しむことが出来ます。

ドルフィンシュノーケリングは
シュノーケリング講習を含む初級コースと
イルカと泳ぐ時間を長く取った中級コースに分かれます。

シュノーケリングは何度か体験していたけれど
まだきちんと習ったことがなかったので
初級コースをお願いしました。

ウェットスーツやシュノーケルなどはレンタル可能。
60分みっちりとシュノーケル講習を受けた後
イルカに向って泳ぎだしました。

その日の海は濁っていて視界が悪かったけれど
イルカたちが待っていると思うと胸が弾みます。

といっても、広い海で
イルカのように自在に泳げるわけではありません。
泳ぎ回るイルカ達が、気まぐれのように水面に顔を出し
私たちのすぐ傍を通り抜けてくれます。

一度、飼育係のお姉さんがイルカを呼んで
ごろんと仰向けになった状態で
お腹を撫でさせてもらいました。

イルカと直接触れ合う時間は短かったものの
イルカ達が傍を通り抜けるたびにドキドキ・ウキウキ、
あっという間のいるかセラピー体験でした。

これで海が澄んだ日だったら
水中を泳ぐイルカたちの姿をクリアに見ることが出来ただろうし
マリンブルーがカラーセラピーにもなり
もっとヒーリング効果が高かっただろうと思います。



イルカと泳げる水族館:

 下田海中水族館

 鴨川シーワールド

 城崎マリンワールド



8月も残り2週間足らずとなりました。
夏休みの思い出作りにいかがでしょうか。

posted by アニマルセラピー at 15:16| アニマルセラピー

2007年08月10日

アニマルセラピー:犬

アニマルセラピーで絶大な効果をあげてくれるのが犬です。

従順でかしこく、古来から人間の良きパートナーであり続けてくれた犬は
類まれな能力で人の心を開いてストレスを忘れさせてくれます。

犬の持つ癒しのパワーは、一度犬を飼ったことのあるひとなら
十分に納得できるはずと思います。
嬉しそうにじゃれついて尾を振る犬を見れば、思わず撫でずにはいられません。

犬でアニマルセラピーを行うにあたって、大切なのは犬の適性です。
明るく活動的で、人見知りをしない社交的な犬が最適。
犬にも個性がありますから、新しい人間に警戒したり無駄に吠えたり
セラピードッグに適さない犬も少なからず見られます。

ですが、犬の性格は生来のものよりも育った環境が大事と言われています。
犬はひとから愛情を受けて育つことで
アニマルセラピーが出来るようになるものであることは忘れないで下さい。

たとえば、盲導犬も一種のアニマルセラピー。
犬は飼い主の目の代わりになってくれるうえ
視力を失った飼い主の心の支えとなっていることが多いのです。

盲導犬になるために、犬は生まれてから半年以上
温かい家庭の中で愛されて育ち、その後訓練を受けて盲導犬として独り立ちします。
十分に愛された経験があるために、飼い主に信頼と愛情を注いでくれるのです。

日本の場合はペットをビジネスの道具・商品として見ることが多く
受け入れる側も「家族の一員」という感覚を持つ人が少ないのが現状です。
それはペットを捨てる人間が後を絶たないことからも言えると思います。

ペットだけではなく、人間関係にも言えることですね。
少しでも気に入らないと思えば、簡単に切り捨ててしまう「リセット症候群」。
逆にいえばペットとの付き合い方は、こうした人との関係や距離感の参考にもなるでしょう。
アニマルセラピーは人間社会の大切なことも教えてくれそうです。



posted by アニマルセラピー at 16:01| アニマルセラピー

熱帯魚でアニマルセラピー

アニマルセラピーを取り入れるにあたり
もっとも世話が簡単で場所もとらずに済む方法、
しかもしつけや訓練も必要ない初心者向き。
それは魚の飼育と考えられます。

金魚鉢や30cm四方の水槽が乗る台があれば
誰でもすぐに始められるからです。
実際にアニマルセラピーの実施(飼育)を始める場合にも
ハムスターやインコなど、小型の生き物から導入することがあります。

たとえば熱帯魚。色とりどりの魚を眺めていると
カラーセラピー効果もあります。
金魚やメダカなど日本の魚には郷愁を引き出す効果があります。
子供の頃に金魚やメダカを飼っていた経験のあるひとは少なくありませんし
夏祭りの夜店で見かけた金魚すくいを思い出すこともあるでしょう。
目にも涼やかな魚たちと水草の緑は日々のストレスを忘れさせてくれます。

飼育に際して必要なものは、水槽と底に敷く砂利、水を浄化するフィルター
これらはセットで販売していることが多いです。
熱帯魚の場合はさらに小型ヒーターが必要になります。

準備が整ったら、水草と魚を入れましょう。
石に水草を固定させたものを購入すれば、レイアウトも簡単。

餌やりと週に1度の水替えさえ忘れなければ
観る人の心をいつでも癒してくれる大切な存在になるでしょう。



posted by アニマルセラピー at 15:40| アニマルセラピー

アニマルセラピストになるには

アニマルセラピーを行う人間がアニマルセラピスト。

ですが、まだ日本では職としての認知度が低いために
アニマルセラピストという正式な資格はありません。
つまり特に資格は必要ないのです。

もちろんホースセラピー(馬)やイルカセラピーの場合は
飼育にあたり訓練を受ける必要があります。
犬や猫などは該当する動物の飼育経験があり、ペットの性質をよく理解していれば
アニマルセラピストとして活動することが可能です。

一般の方向けアニマルセラピストとして活動するつもりなら
コンパニオンアニマルさえいれば他に必要なものはありません。

ですが実際に病院や福祉施設で活動するにあたっては
犬だけでなくクライアントのことも理解しておく方が良いです。
セラピストの自信につながるほか、無用なトラブルを避けることにもなります。
福祉や介護、医療に従事した経験がないのであれば
その知識や経験を積むほうが良いでしょう。
アニマルセラピーのノウハウも蓄積されてきていますので
民間資格・講座も有効です。

アニマルセラピストでなくても、セラピストやカウンセラーが
カウンセリングを行うにあたって動物と同行し
コミュニケーションをとる潤滑油にしている場合もあります。
動物がいるとアニマルセラピー効果で打ち解けやすくなるからです。

取引先にペットを連れていく営業さんもおられるとのことですから
アニマルセラピーが如何に広く効果的に使われているか分かりますね。

最後に私見ですが、アニマルセラピストに最も必要なものは
動物と人間に対する愛情だと思います。
動物は人から向けられる愛情を敏感に感じています。
まずはペット自身が愛情を受けていなければ
人間に愛情を注ぐことは難しいでしょう。

中には、飼い主から愛情を注がれないために
クライアントに愛情を求めるケースもありますが・・
基本的に愛情を受けていない動物は自分勝手にふるまうことが目立ちます。
これは動物に限らず人間にも言えることですね。

自己満足や自分の利益を越えて、周りに与えることが出来る人
これがアニマルセラピストの一番の適性だと思います。

posted by アニマルセラピー at 15:17| アニマルセラピー

アニマルセラピーとは

アニマルセラピーのことを初めて知ったのは
1冊の本に出会ったのがきっかけでした。
とある老人ホームで1匹の犬を飼うようになったところ
寝たきりの老人が一人もいなくなったというものです。

アニマルセラピー(動物介在療法)
動物とのふれあいを通じてリハビリや病気の治療をすることですが
自閉症の治療など心理療法やヒーリングまで広く含まれます。

治療として用いられたアニマルセラピーの例を挙げると、


・ 病院や老人ホームで犬猫を飼う

  犬や猫の存在が会話を促したり、孤独感を癒して意欲を高めるため
  寝たきりの人が減った、会話が増えたという報告があります。
  ボランティアさんが犬や猫を連れて病院や老人ホームを訪れる
  出張アニマルセラピーのかたちでも利用されています。

・ リハビリに乗馬を行う

  馬に乗っているときの震動が脳や筋肉を刺激し症状を改善するものです。
  身体的リハビリだけでなく、自信回復にもつながることから
  精神面への好影響も期待されています。

・ 自閉症のひとがイルカと一緒に泳ぐ

  溺れた人を助けたり、仲間のケガをかばうと言われているイルカ。
  自閉症の人を見分けているようで、泳ぎ方に変化がみられるとのこと。
  実際にイルカと泳ぐことで感情に変化が生まれることが多いそうで
  アメリカで積極的に取り入れられています。


でもアニマルセラピーは、病気の治療や介護が必要な方だけのものではありません。
可愛い動物を見るとほっと心が和む。撫でて遊んでいると心が弾む。
これもアニマルセラピーなのです。

犬や猫の暖かな体と規則的な脈拍、呼吸は私たちに安心感を与えてくれますし
無邪気に懐いてくる様子は私たちの心も解き放ってくれます。

そして犬をはじめ動物は心が傷ついている人を見分ける感覚を持っており
傍にいってなぐさめるように寄り添うことがあると言われています。
自分を理解してくれる、いつも傍に居てくれる誰かを求めて
人はペットに癒しを求めるのかもしれません。

昨年は初めてペットの数が子供の数を上回ったそうです。
ストレス社会に悩む現代人が、潜在意識的に
アニマルセラピーを求めている証拠ではないでしょうか。



posted by アニマルセラピー at 14:56| アニマルセラピー